A. 屋根や建物の状態が良好で、手続きと資材調達がスピーディに進み、かつ施工側との連携が円滑な場合、設置完了までの期間を大幅に短縮できます。
要約
最短設置を実現するための条件が明確:
屋根や建物の状態が良好で補強工事が少なく、行政や電力会社の手続きがスムーズに進むことが大きなポイントです。さらに太陽光パネルやパワーコンディショナなどの機器が在庫確保しやすい状況にあると、資材調達による遅れが発生しにくく、導入期間を大幅に短縮しやすくなります。
発電形態や申請期間を踏まえた柔軟な対応:
自家消費型・余剰売電など発電形態によって必要な手続きや許可までの期間が異なるため、状況に合わせた申請が求められます。契約後に正式な申請を行うか、先に書類準備を進めておくかなど、施工会社とお客様が連携して最短導入を目指すことで、3か月を切るスケジュールでの設置完了も可能です。
解説者
蛎崎 泰祐
インタビュアー
原澤耀
2022年から恒電社のマーケティングも担当し、電気や太陽光発電のことを、各関連分野のエキスパートに直接ヒアリングをしながら、できる限り分かりやすい表現と専門的な視点の両立を重視した情報発信に取り組んでいる。
最短で設置完了するケース
———できるだけ早く導入したい場合、最短で設置完了するにはどんな条件が必要でしょうか?
主に以下の条件が揃っている場合、スムーズに導入が進む傾向にあります。
- 屋根や建物の状態が良好:屋根の劣化や補強の必要がなく、すぐに太陽光パネルを設置できる状態であれば、大幅に工期を短縮できます。
- 行政や電力会社の手続きがスピーディ:自家消費型の場合でも、電力会社との接続申し込みや申請は必要です。各種書類や申請手続きがスムーズに進むほど、全体の期間も短くなります。
- 機器の在庫確保ができる:使用する太陽光パネルやパワーコンディショナーがすぐに手配できる場合、資材調達による遅れがありません。
- お客様側と施工側の連携がスムーズ:打ち合わせや工事日程の設定などがスピーディに行われることにより、余計な待ち時間を減らせます。
こうした条件が整うことで、3か月を切るスケジュールでの導入が可能なケースもあります。事前の現地調査と各種手続きの準備が大切です。
━━━行政と電力会社の手続きについて、具体的にどのようなフローで進めていくのでしょうか?
例えば自家消費型太陽光発電の場合、電力会社のどの部署にどの申請を提出するかはあらかじめ決まっています。
事前に申請書のフォーマットが用意されており、そのひな形に必要な申請内容を記入し、お客様から捺印をいただいたうえで、電力会社に提出するという流れになります。
━━━この申請書の内容を書くのはお客様でしょうか?
記載する内容の大部分は太陽光設備の仕様に関する内容になるため、基本的には施工会社である恒電社が記入を担当します。
お客様には、必要な情報のご提供と、最終的な確認・捺印をお願いする形となります。
━━━申請書は、発注段階、工事が始まる前、工事中、工事後など…どのタイミングで準備し、提出されるものなのでしょうか?
太陽光発電の設備形態によって、申請の種類や提出先が異なります。
完全に自家消費型なのか、余剰売電を行うのか、全量売電なのかによって手続きが変わるため、それぞれのケースに応じた対応が必要になります。
例えば、自家消費型であれば申請から約3ヶ月で承認が下りますが、余剰売電の場合は10〜11ヶ月かかることもあります。
そのため、ご契約後に申請を開始するケースもあれば、ご契約前に先に申請だけを進めておき、太陽光発電設備の工事契約は別に管理するといった柔軟な進め方をとることもあります。
お客様の太陽光発電の形態に応じて、できるだけ早く導入し、実際の発電が開始できるように手続きを進めていく形になります。
この記事を書いた人
岩見啓明

